顕在意識とは普段、自分の意思で思考している意識のことで、論理的な思考・理性・知性・意思・決断をしている意識です。好き、嫌いや悩んだり不安になるのもこの顕在意識下でおきています。仕事に行ったり、学校に行ったり、社会的生活を送るためには必要な意識ですが、自分の潜在的な能力を引き出す大きな力は秘めていません。
潜在意識とは普段意識することのできない意識のことで、感情・感覚・直感・記憶・想像力の事です。過去における考えや、経験から受けた感情や欲望などの貯蔵庫であり、潜在意識は生まれてから6、7歳までは活発に機能しますが、年を重ねるにつれて顕在意識の働きが強くなり、潜在意識は天才と言われている人でも意識全体の2~5%程しか使われないと言われています。子ども頃に無意識に毎日の生活の中で読んだこと、聴いたこと、観察したこと、受けた印象、言われたこと、考えたことが潜在意識に貯蔵されているのです。潜在意識は無意識下で活動するので自分の意思でその無限の能力を使うことはできません。

人間の意識のうち顕在意識は約3~5%ほどの割合に対して、意識できない潜在意識は、約95%くらいと人間の意識のほとんどを占めています。潜在意識の影響力は私たちの行動や発揮する力、クリエイティブな発想、ひらめきに非常に大きい影響があり、逆に言うと無限の可能性を秘めているという事になります。
しかし私たちは顕在意識が本当の自分だと思い込み、ほとんどが数パーセントの顕在意識下で人生を終えていきます。潜在意識レベルで過去のつらい経験やトラウマ、ネガティブ思考は無意識化で行動や思考パターンがマイナスに働いてしまい何をやってもうまくいかなかったり、トラブルが起きやすかったり、ついていないと思う結果になりがちです。
本質的な自分に気づくことで取り除けない思考の癖やトラウマを解除するきっかけになり、本当の自分を知ることができ、自分らしくポジティブに生きることができるようになります。
潜在意識がポジティブに塗り替えられ開花されると、思ってもみない能力や、クリエイティブな発想が生まれ人生が好転していくと言われています。
ヨガで行う瞑想も正にこの潜在意識が機能している状態です。
Appleの設立者スティーブジョブズもヨギーで瞑想をしている時にアイディアが浮かびそれが形となりMacやiPhoneが世に出回り私たちの生活をこんなにも豊にしてくれました。
ビートルズのジョンレノンもヨギーで有名ですね。
ヨガのマントラが歌詞に取り込まれている歌もあるくらいです。「アクロス・ザ・ユニバース」 (Across the Universe)
顕在意識と潜在意識をコントロールし潜在意識に上手にアクセスできればこの両者が一致し幸せを引き寄せることができるようになります。
潜在意識が「できない」ではなく「できる」に塗り替えられればおのずと思考パターンが「私はできる」に変わりそれが行動に変化していきます。
まずはヨガの瞑想やアーユルヴェーダの智慧を使って潜在意識にアクセスする習慣をつけることからはじめてみましょう☆